2018年03月31日
看板
『紗鼓めしが沖縄そば屋になっちゃった!!看板事件!!』
で、その後、どうなったの?

話し合い、円満解決!!
紗鼓めし上部取り戻せました。
そば屋のオーナーさん、オープンに焦ってたし、会ったらいい人だったから、工事は自分達でやるにして、
看板は自身のことだし、材料費と、工賃を合わせたものを『折半した金額』を請求するという形に収めました。
お金も振り込んで頂き、コツコツと製作していた看板が、4月8日、頭上に上がります。
事件とは、
ある日出勤したら。。
えっ〜〜〜!!!!何じゃこりゃ〜〜!!!
そうでなくてもひっそり目立たない紗鼓めしが、
完全にそば屋の通路になっている!!
不動産屋さんに「何の断りもなく、これはいくら何でもやりすぎじゃないですか!!!こちらのオーナーさんの含めて、話し合いを儲けたいです!!」とクレームを言っても、「前の不動産からそんな引き継ぎ聞いてませんし。お正月休みですしね〜」と流され、
前の不動産に聞いたら「自分もびっくりしました。引き継ぎも何も!!鍵渡したぐらいで、看板は全面使って大丈夫ですよ。なんて会話もしてません。常識で考えて、まず契約の時点で、不動産側が敷地に関して、確認すべきですよね?」だよ!!!そして悶々と10日過ぎ。店に行く度に落ちる。。
このデカデカの書体が乗り出し、アルミ、店の入り口に換気扇。。。うちの外観が〜〜〜
やっと不動産屋さんの担当さんが来たら、連絡取るどころか、こうなります。のサンプルデータ。
こりゃないわ。。どうしていいか分からん。。とついに!!SNSで現状を公開。
『何の断りもなく、店に来たらこんなです。クレームを言っても、不動産屋さんは動いてくれません。どうしたらいいですか?ここのオーナーさんと直接会って交渉、お願いしたい。久しぶりに、半年ぶり、1年、3年ぶりのお客様が、この姿を見たら、「紗鼓めし、なくなっちゃったの?そば屋になったの?」と思われてしまいます。それは営業に支障が出ます。困っています。』
と、呼びかけた所、炎上しまして、
ザワッと色んな職種の方が一斉に動いてくれました。
たくさんの方々のアドバイス、紹介、資料があちこちから送られて来て、法的関係〜輩まで。
お陰様で、お隣様の会社、代表者、連絡先、どんな想いの会社なのか、が解かり、
直接会社に連絡を取り、現場で話し合う、アポが取れました。
めんどくさいことをしたくない、揉めたくない、逆ギレ、動いてくれない不動産屋さんは一度置いといて、
商売人同士で話してみます。
10年やって来た歴史とお客様、友達達に支えられてこの店があります。
久しぶりに見たら無くなったと思われては困ります。
もしダメだったら、宅建協会に相談、調停、訴訟の覚悟で。
ドキドキ。。。。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前の日、交渉の仕方を行政書士の友達がまとめてくれ、念密な打ち合わせ。
冷静に、言い逃さないようにと何度も紙に描いて練習して、
「当日は法的関係者がいると、相手も構えますし、まずは、サコちゃん1人で素直に、困ってるので、看板を下ろしていただけないでしょうか?とお願いしましょう!向こうも、商売です。損得で考えます。揉めたくないですし、時間もお金もかけたくないです。向こうの出方によって、次の段階、相談、調停、訴訟と。お金がなくても、弁護士がいなくても裁判はできます。裁判官も最後は常識で物事を判断します。ここに見えてる状況は事実です。初めの契約の敷地に関しての書面がなくても、時間はかかりますが、サコさんの店の専用通路の上部分は取り戻せます。喧嘩じゃないですよ。お願いに伺いましょう!! 頑張ってください。」そう暖かく背中を押してくれました。
店に戻ると、頭オーバーヒートで熱を出し、今日は休みにして帰ろうかな。と座っていると、
たまたま来た仲良しシェフが「1人じゃ心細いだろ。疲れて可哀想に。明日隣にいてやるよ!!」
と来てくれることになりました。
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当日朝、パワストーン握りしめて、ドキドキお会いすると、あれ?送られてきた資料の写真の人と違う??
おじぃじゃなくて、少し若いし、感じいいし、優しそう。
「この店舗の実質オーナーは自分が担当することになっているので、、サコさん、ご迷惑おかけしてすみません。すぐ対処いたします。」とあっさり、看板を取り下げてくれることになりました!!
不動産の担当さんときたら、「サコさん、良かったじゃないですか〜」と横でヘラヘラしてるだけ。
無事円満解決!!上部取り戻しました!!
そして側面も自分たちで工事することに承諾していただけました。
不思議なもので、紗鼓めしを手放すと公開したら、こんな事件が起きる。
まさかの隠れ家で、ひっそりやっていたお店が
10年目にして看板を作ります。
この事件が、店の看板作りのキッカケとなり、いざという時には、こんなにたくさんの人が協力してもらえる店を作ったんだなと、10年の歴史と重みを再確認出来た、良い出来事に変わりました。
友達がすぐに駆けつけ、工事してくれました。
延長した壁を支える柱には、農連市場の解体された廃材の山の中からの柱が使われました。
記憶に濃い3年前、『取り壊される前の古き農連市場の景色を、記憶に残しておいて欲しい!!』と
紗鼓の主催で開催した『農連市場祭』
「サコと言えば農連かな!って思って、農連で廃材もらって来たよ。
農連市場の木に支えてもらう紗鼓の店っていいんじゃん?」て素敵な事言ってくれました。

横の壁が出来ました❣️
農連の柱が紗鼓めしの延長した壁を支えます。救世主2人の手によって、数時間で壁が仕上がりました。
アルミの壁と換気扇が見えなくなり、グッと締まった感じと、広さを感じるエントランスとなり、境界線の別世界がクッキリしました✨
今、その柱に支えられ、また再び、新しい形でスタートが決まりました。
これからのことはまた次回発表しますね!!
番外編
お隣の沖縄そば屋さんは、鰹出汁のいい香りがしたので安心。
沖縄そばは、鰹出汁しっかりで、麺もプリップリモチモチで美味しかったです。
でも810円、940円、1290円とお高いです。
オーナーさんとも仲良くやってます。
紗鼓